初心者向け動画編集ソフトおすすめ3本をご紹介します。

動画編集ソフトのおすすめ

2021年時点でダウンロードGoGo!が取り扱っている代表的な動画編集ソフトといえば、「Filmora」「BeeCut」「FlexClip」の3本が挙げられます。どれも動画編集を楽しみたいというユーザさんには特におすすめしたいソフトたちです。
では、どのソフトが一番良いの?
結論から言うと、ホント、「お好みで」ということになります。

ダウンロードGoGo!でご紹介している「Filmora」「BeeCut」「FlexClip」の3本は、いずれも初心者〜中級者向けで差はありません。仕上がりもそれほど大きな違いはなく、どれを選んでも失敗だったと感じることはないと思います。
ただ、使い勝手とか、動画を作成する背景(Youtubeに載せたいとか、仕事で使うとか)では明確な差があるので、そこを把握して選んでいただければ、より満足できるソフトと出会えるかな、と思っています。

そこで今回は、「Filmora」「BeeCut」「FlexClip」の3つのソフトについて、おすすめポイントを詳しくご説明していきます。
これを読めば、3本のソフトの違いをざっと把握でき、自分にピッタリ合ったソフトを手にすることができると思います。
ぜひお付き合いください。

 

Youtuber御用達! エフェクトのセンスが最強。

Filmora

みんなが使っている:★★★★★
Youtuberに大人気:★★★★★
使いやすさ:★★★★
Youtubeに説明動画:★★★★★
ソフトの完成度:★★★★★
エフェクトのセンス:★★★★★
エフェクトの種類:★★★
Filmora感:★★★★★

 

Filmora

Youtuber御用達、君も私も使っている、大人気の動画編集ソフトといえばFilmoraです。
アドビのPremiere Elementsとか難しそうだよね、もうちょっと手軽に始められる動画編集ソフトが欲しいな……という初心者ユーザから広く支持を集めているのがこのFilmoraです。結構有名なYoutuberさんの間でも広がっているようです。
ソフトの完成度が高く、概ね安定しています。使いやすく、初めての人でも理解するのにそれほど苦労がありません。
YoutubeでFilmoraの使い方や、動画撮影のテクニックを無料で公開しており、それが結構役に立ちます。
作っているメーカーさんが、本当に心から動画編集を楽しんでいるのだと思います。

特筆するべきはエフェクトの部分です。
動画を編集すると、例えばテレビ番組なんかでもテロップ(字幕)が付いたり、番組のタイトルコールが流れたりすると思いますが、Filmoraでは、このエフェクトが非常に優れており、Filmoraを使って作るだけでも見栄えが全然良くなるので不思議です。付属しているエフェクトが他社製ソフトと比べると、群を抜いてハイセンスなのです。

もし手軽に、それなりの完成度をもって動画を作りたいと思うなら、Filmoraがおすすめです。
Filmoraは動画編集ソフトの基礎をしっかり押さえているので、レベルが上がってPremiereなどの上位ソフトに移行したくなっても、その経験は引き継がれる部分もあります。

ただ、弱点を2つ挙げるとしたら、ひとつはエフェクトの種類がそれほど多くないこと。
インストール直後に登録されているエフェクトだけなので、ある程度慣れてくると、もうちょっと別のエフェクトが欲しくなってきます。そんな時はFilmStockという月額制のダウンロードサイトを契約する必要があります。

あともうひとつは、このFilmoraのセンスが肌に合わない人には苦痛かもしれません。
メーカーさんは中国企業ですが、開発拠点はカナダにあり、欧米出身の人たちが開発の中心だそうで、エフェクトの方向性も基本的に欧米でウケそうなものばかりです。中国や日本にフォーカスしたエフェクトは極めて少ないので、そこがイヤだといえばFilmoraは選択肢から外れる可能性があるでしょう。
また気に入っていても、作る動画からどうしても「Filmora感」がしてしまうので、そこが嫌になると辛いかもしれません。

それでも僕は、Filmoraは非常に良いソフトだと思います。
誰が使っても間違いがない、安心してすすめられるソフトです。
迷ったならこのソフトを選べば、まず失敗はないでしょう。

 

VIP会員は無制限。動画編集ソフト界の養老の滝。

BeeCut

使いやすさ:★★★★★
エフェクトの量:★★★★★
エフェクトのセンス:★★★
ソフトの完成度:★★★★
BeeCut感:

 

BeeCut

Filmoraとは真逆の方向へ突っ走っているのがBeeCutです。
エフェクトの品質は良くも悪くも普通、という感じですが、Filmoraのように欧米センスに偏っているというわけではなく、日本風や中華っぽいエフェクトまで多数用意されており、動画の種類に合わせて演出できそうな感じがします。そのおかげで、BeeCutで作った動画は如何にも「BeeCutです!」という印象はなく、作り手の個性が発揮できるかもしれません。

ソフトは初心者向けに作られており、とっつきやすく、使いやすいように工夫されています。
Filmoraと比べると、BeeCutはより初心者向けです。
細かな機能を見比べると、いくつかのパラメーター調節機能がBeeCutでは省略されています。
でも、動画編集ソフトの初学者にとっては、そもそも何に使うか分からないパラメーターは省略されていた方が気が楽だと思うので、マイナスポイントにはならない気がしています。
それでもFilmoraと同様、BeeCutで学んだ基本操作は、上位ソフトに乗り換える時にも引き継げる知識として残るはずです。

 

圧倒的な物量。手ぶらで動画編集できる最強ツール

FlexClip

みんな使ってる:
使いやすさ:★★★★★
エフェクトの量:★★★★★
エフェクトのセンス:★★★★
ソフトの完成度:★★★★★
FlexClip感:★★★★

 

FlexClip

知名度が超絶低いことだけがマイナスポイントですが、なぜFlexClipがバズらないのか、僕個人は忸怩たる思いを抱き続けています。
FlexClipは、インストールするタイプのソフトではなく、ブラウザ動作するWebアプリです。これが原因か……?

FlexClipのポイントは、圧倒的な物量です。
素材はなんと数百万種に及び、メーカーも「多すぎて数えるのを途中でやめた」というくらいのボリューム感です。
単純な静止画(写真)もあり、サンプル動画もあり、演出用のエフェクト、BGM、果てはこれらを組み合わせたテンプレート作例まで用意されており、テンプレートは文字を書き換えたりすればそのまま使えるという便利さは、間違いなく上2つにはない、オンリーワンの機能です。

サンプルは主に欧米系が中心で、イメージ的にはFilmora側のような印象です。
エフェクトも、何となく欧米のスタートアップ企業のプロモーションにありそうなセンスのものが多いです。
シチュエーションごとに「バカンス」「ビジネス」「結婚式」「誕生日」なんかのテーマがあって、これを元に作れば、あっという間に完成です。

FlexClipは、例えば会社の業務で新商品のプロモーション動画を作りたいけど、使える写真が1枚しかない……みたいな時などでもなんとかしてくれます。
写真1枚を取り込んで、タイトル文字が左右からシャキシャキ突き出してくるような動画をBGM付きで作れます。たぶん、初めてでも10分か15分あれば完成です。
手持ちに動画素材があれば、それを取り込むのももちろん可能です。
逆に、写真さえ1枚もない、完璧に手ぶらの状態でも何とかしてくれるソフトです。すごい!

Webアプリとは思えない極めて高い完成度を誇っており、WindowsはもちろんMacやLinuxでも、ブラウザさえあれば動作します。
パソコンのスペックもそれほど気にしなくて大丈夫です。
アカウントを作成するので、会社でも自宅でも営業先でも、自由にログインして作業に取り組めるのも他の動画編集ソフトにない便利さです。

これは個性と見るべきですが、FlexClipの画面構成は少しだけ独特です。
他のソフトと使い勝手の共通部分が少なめなので、将来上位のソフトに乗り換える場合、ちゃんと覚えなおさないと挫折するかもしれません。
ただ、この点を補って余りある圧倒的な物量と生産性を誇るソフトであり、Twitterやインスタに動画を上げたい、商品説明にチョロっと動画で説明を掲載したい、などという30秒、60秒、3分くらいのショート動画を大量生産するという点においては、このFlexClipの右に出るツールは存在しません。

 

以上3本のソフトをご紹介しました。
本当に最初の一歩で使うならBeeCut、
動画が楽しいと思い始めてきたらFilmora、
生産性重視で行くならFlexClipがおすすめです。

この3本は無料版があるので、ぜひ購入前に試してみることをお勧めします。
感覚が自分のセンスに近いものを選ぶと間違いがありませんので、無料版で動画を一本作ってみて判断するのが最適です。
各商品ページからお試し版をダウンロードできるので、ぜひ試してみてください。