Excire Foto 2024
AI技術とプライバシー保護を兼ね備えた次世代写真管理ソフトの全貌がここに。
写真管理がこれまでになく簡単に。Excire FotoはAI技術を駆使して、あなたの大量の写真データを効率的に整理します。プライバシー保護にも優れ、多機能ながら驚くほど軽量。その魅力と機能を徹底解説します。
Excire Fotoとは?
Excire Fotoは、ドイツのリューベック大学の学内ベンチャーが開発している、AI搭載型写真管理ソフトです。電気工学で博士号を持つエアハルト・バース氏や、ニューラルネットワークと機械学習の専門家で、AI研究の権威者の1人でもあるトーマス・マルティネッツ氏らを筆頭に、同大の教授陣がPattern Recognition Company GmbH(PRC)の中心メンバーです。
リューベック大学は、医学・生物学・コンピュータサイエンスの分野に重点を置いたドイツの大学です。神経科学の観点から、AIやコンピュータビジョンへの研究が活発で、その関係から優秀な研究者が多く集まってきています。彼らが長年にわたって積み重ねてきた研究成果をベースに開発しているのが、このExcire Fotoなのです。
なぜ写真管理ソフトなのか?
なぜ彼らは、AIの活用として写真管理ソフトを選んだのでしょうか?
リューベック大学は医療系に強い研究機関です。再生医療の観点でも、さまざまな研究が行われています。その中のひとつに、コンピュータビジョンといって、画像や動画を認識して理解する、人間の視覚認識をコンピュータで再現する学問があります。将来的には、一度視力を失った人が再び視力を回復させられる可能性に道を開くばかりか、現在でも自動車の衝突防止システムや工業用ロボットの制御システムの一部に活用されていたりします。この分野に顕著な成果をあげているのがリューベック大学なのです。彼らがそういった画像認識に特化したAI研究の成果を世間に知らしめるためには、写真管理ソフトというかたちが最適だったということです。
Excire Foto 2024の新機能
Excire Fotoは、継続的にアップグレードに取り組んでいます。
Excire Fotoは、最初のアクティベーションのとき以外は原則としてインターネットを利用していません。AIはソフトの中に組み込まれています。AIが解析した写真情報をメーカーが入手する心配はありません。欧州のプライバシー保護規則であるGDPRに準拠しており、ユーザのプライバシーを侵す恐れはありません。
その引き換えに、ユーザ自身がAIをトレーニングすることは不可能ですが、メーカーはAI性能の向上に対して意欲的に取り組んでおり、最新バージョンがリリースされるたびに大きく性能が向上しています。
Excire Foto 2024では、異なる5つのAIモデルに分割し、それぞれの役割に特化することで大幅な精度向上を達成しました。従来の自動タグ機能、顔認識機能、類似写真の認識機能はもちろん、さらにChatGPTのようなプロンプト機能を搭載させたり、美術学的な観点から写真を評価する機能まで登場しています。
- X-prompt AI: ChatGPTのように、プロンプトで指示をすることで探している写真を抽出することができます。2024の新機能。
- X-tetics AI: 美術学的な観点で写真を評価し、スコア表示をします。類似の写真から1枚を選ぶときの参考に。2024の新機能。
- X-tags AI: 取り込んだ写真の内容を認識し、タグとして表示します。以前からある機能が、本バージョンで大幅進化。
- X-face AI: 写真に写っている人物の顔を認識し、同一人物をピックアップ。以前からある機能が、本バージョンで大幅進化。
- X-alike AI: 重複した写真をピックアップします。写真の整理に活躍。以前からある機能が、本バージョンで大幅進化。
また、写真を撮影した際の機器やレンズ、カメラ設定を集計したり、得意なジャンルの写真を特定したりするExcire Analytics。スキル向上の参考になるのはもちろん、機器選定や購入判断などの有力な基準になります。以前はオプション販売品だったのですが、本バージョンでは最初から付属しています。
抜群に軽量なExcire Foto
Excire Fotoのもうひとつの特徴は、抜群に軽量だということです。
スマホの普及により、写真撮影は本当に一般化しました。2023年時点で、1人がスマホに入れてある写真は平均2,100枚とのことです。日本人は特に写真好きでヨーロッパの人々と比べると平均3倍近い写真を撮影するというデータもあるので、日本人に限って言えば2,100枚より多い可能性もあります。
さらに解像度も年々向上しつづけているため、写真1枚のファイルサイズもどんどん増え続けています。
こうした写真を取り巻く状況もさることながら、多くの写真管理アプリでは、取り込んだ写真をデータベース(ライブラリ)に組み込んで管理する方式を選択しています。この方法は、大量の写真を一元的に管理できるので便利な一面もありますが、データベースは肥大化していく一方でどんどん鈍重化していきます。ここ最近の解像度で平均20万〜25万枚を超えたあたりで、快適さは損なわれる傾向があります。
Excire Fotoでは、データベース方式を採用していません。写真を格納してあるフォルダを指定してやれば、それが反映されます。
プロの写真家が使うことを想定しているため、数千枚はものともせず、20万枚30万枚……100万枚を超えたとしても快適性を維持しつづけます(PC側のボトルネックにはご注意ください)。
大量の写真を管理するならExcire Foto
Excire Fotoは、熱心なマニア写真家やプロ写真家を想定しつつ、2,000枚3,000枚を保管するライトユーザでも、AIの助けで本当に簡単に、素早く、欲しかった写真を見つけ出すことができるようになります。写真に目印をつける必要はなく、ただExcire Fotoに登録さえしておけば、ちゃんと管理できるようになります。非常に素晴らしいアプリです。
写真解析の例
Excire Foto 2022との違い
前文の解説文中にもありますが、大きな違いは以下の通りです。
- 従来機能の大幅な性能向上
- 新たにプロンプト機能が追加。
- 新たに美術学の観点からの評価スコア機能が追加。
- GPS検索が可能に。
- スライドショー機能が新たに追加。
- これまで別売だったExcire Analyticsが標準装備
顔認証なら、MacやGoogleなどでも可能ではないですか?
これについては実証実験を行っています。
猫と犬の写真を複数用意して、猫を検出させた結果で比較したところ、Appleの写真アプリは感度を低く設定し、犬が紛れ込まないように調整していました。ただし多くの猫の写真も検出できておらず、全体として精度が低くなっていました。Adobe Senseiでは逆に、猫をすべて抽出しましたが、犬もかなり多く混ざっていました。
GoogleとExcire Fotoは、絶妙なバランス調整で高精度な抽出が可能で、結果は近いものがありましたが、例えばチンチラ種の犬と猫で区別がつくか、という点ではExcire Fotoの方が精度が明確に高いという結果が出ました。
これは2020年版(バージョン1.x)で試したもので、現在の2024年版はさらに飛躍的な精度向上が図られています。
解析されたデータは収集されますか?
いいえ、Excire Fotoはインストール時のみインターネット接続を必要としますが、それ以外で通信を行いません。つまり人工知能の機能はソフトに組み込まれていて、解析データを収集したりすることはありません。
その引き換えに人工知能に学習機能はついておらず、解析精度などが向上した場合はバージョンアップとして提供されていきます。
かんたんに使えますか?
写真を取り込めば自動的に解析・分類してくれますので、初期的な操作はほぼ全自動です。
ソフトは英語版で、現状日本語には非対応ですが、基本的に写真を仕分ける機能・検索する機能の2つしかないため、慣れてしまえば言語的な壁を感じることはないと思います。あくまで最初のとっつきだけだと思います。
試用版はありますか?
公式サイトで配布しています。14日間試用できますが、メールアドレス登録 & メールマガジン配信が必要となっています。
Excire Foto 2022からアップグレードできますか?
はい、59ドルでアップグレード可能です。個別対応となりますので、メールフォームからご相談ください。
ダウンロードGoGo!でご購入いただくメリット
- ネイティブ日本語対応: 日本人のための日本語サポート。
- 手厚く専門的なサポート: 専門家がメーカーとのやり取りを多面的にサポート。
- 安心のプライバシー保護: GDPR準拠への取り組みを進め、プライバシーを徹底保護。
- シンプルで安心の利用規約: ルールが明確だから、購入やトラブル時にも安心。
- 正規品保証: メーカー直送の純正コードなので安心。
- 豊富な決済方法: クレジットカード、コンビニ決済、ペイペイなど、多様な支払いオプションをご提供。
動作環境
Excire FotoはWindows / Mac両対応です。合計3台までインストールすることができます。
【Windows版】- Windows 10 / 11 (64ビット版) に対応
- 64ビットとAVXをサポートするマルチコアプロセッサ。
AMD PhenomII X6 1100T / AMD AthlonII X4 640、Intel Core 2 Duoプロセッサなどの旧式プロセッサはサポート対象外です。 - 8GB以上のメモリ(16GB以上推奨)
- 10万枚の写真で最低250MBのストレージ(最高画質で取り込んだ場合は25GB必要)
- macOS 10.14以上
- M1版とIntel版を選んでインストール可能です。
- Intel版の場合、Intel Core 2 Duoプロセッサはサポート対象外です。
- 8GB以上のメモリ(16GB以上推奨)
- 10万枚の写真で最低250MBのストレージ(最高画質で取り込んだ場合は25GB必要)
留意事項
- この商品は英語版です。操作方法が簡単なので慣れれば問題ないのですが、英語に拒否感のある方はご購入前に十分ご検討ください。
【注意事項】当商品はメーカーから直接許諾を得て販売しており、特に断りがない限りはメーカー直販品と同等の商品です。当ページ記載の情報はある時点においての情報であり、アップデートによって追加された機能、無効化された機能、または後日発見された不具合等を正確にトレースしているものではありません。より詳細な情報や最新情報はメーカーサイトを確認したり、試用版などを使って確認をするようにし、記事内容は参考程度にとどめおくように願います。併せて当店の利用規約などもご確認ください。【キャンセルについて】キャンセルポリシーに基づいて処理されます。メーカーによってキャンセルに対する考え方やルールがありますのでご注意ください。PRC製品は原則としてキャンセルを受け付けていません。キャンセルポリシーにあるとおり、キャンセルはメーカーや当店にとっては累積されるダメージです。彼らの判断を尊重していただけると幸いです。ソフトウェアの仕様や満たすニーズをよく確認してから慎重に購入するようにご協力をお願いします。試用版などを使って事前確認することも大切です。