ダウンロードGoGo! 利用規約の全面的な見直しが行われました。
文章の調整など細かい部分以外では、ご購入の際に入力していただくお客さま情報の、大幅な規制緩和が目玉となっています。
従来のルールでは、ご購入の際に入力していただくお客さま情報は、本名を漢字で記載することを求めていました。
仮にローマ字やカタカナで申し込むと、当社の法務担当者から直接連絡があり、本名を教えていただくように個別にご案内していました。
これを、今回のリニューアルでは、
引き続き本名・漢字での記載をお願いしていますが、あくまで個人情報をどのレベルで提供するかは、お客さまの判断を優先することにしました。
今後はローマ字やカタカナで申し込んだ場合でも、決済会社が待ったをかけない限り、特に当社が本名の開示を求めることを取りやめました。
従来ルールは割と厳しかったのですが、これには幾つかの理由がありました。
まず不正注文が無茶苦茶多いことがその一番の理由です。酷いときは、実際の注文の数十倍も不正注文があって、朝起きると数十件の売上が立っているのですが、ここから1件2件の正しい注文を探し出すのはとんでもなく大変な作業です。不正注文でもないのに、Ishikawa Takubokuなどとローマ字で書かれていると、「これは本当に本人による注文なのか?」をまったく判断できなくなってしまうのです。
運悪く決済を通してしまうと、決済後に相手からクレーム返金の申請が入ります。ほぼ店側の言い分は無視されるので、ペナルティやら何やらで少なくない罰金を課せられた挙げ句、問答無用で全額返金させられるわけです。我々の側としては、やはり本名を名乗って欲しいと考えています。
さらに、例えばライセンスコードの再発行や、登録メールアドレス変更などの依頼をお受けする場合、申告者が本人であるかを確認しなければならない場合があります。
必要に応じて免許証のコピーなどで本人確認をすることがありますが、免許証では「石川啄木」と書かれているのに、購入情報では「Ishikawa Takuboku」だと証明は不可能になります。石川啄木かもしれないし、石河田久木かもしれない。僕の学生時代、同姓同名、ただし漢字が違うという後輩がいました。
こうした理由から、本当のことを言えば、現在でも全員にちゃんと本名を漢字で名乗って欲しいと思っています。
ただ、2024年の世界では、プライバシー保護に対する考え方はかなり厳しくなっています。ダウンロードGoGo!は、ヨーロッパの製品も多く扱い、どれもプライバシー保護基準が非常に高いこともあって、標準化されつつある世界基準にいち早くあわせたサイト運営を行っていく必要があります。
ダウンロードGoGo!では、お客さまが本名を名乗りたくないのであれば、それを無理に聞き出すことはやめ、問題がない限り受け入れる方針に変更しました。今回の利用規約改正で、最も大きな変更点です。
ただし、上記のようなリスクが現実問題あるので、仮に偽名で登録した結果として本人確認ができなかったり、不正注文に巻き込まれるようなトラブルが発生した場合、当社としては救済できないことをご理解ください。