それダメー! 復元の可能性を下げる3つのパターン

SDカードやハードディスクが消えてしまった、うっかり消してしまった、なぜかファイルが壊れてた……

パソコンを使っていると、そんな場面に出くわすことは1度や2度じゃないはず。

そんなときは復元ソフトの出番です。


でも、ちょっと待って!

復元ソフトを使う場合、以下の3つはやらない方が良いです。

今回は、ファイル復元の可能性を下げる3つパターンについて解説します。

① 色々試しちゃう!

「とりあえず無料のソフトで試すか……」

ファイルが破損・消えてしまったあと、最初に無料ソフトなどであれこれ試そうとする人、それダメです!


ファイル復元の鉄則で、あれこれ試すと、どんどん可能性が低下していきます。

特に無料ソフトや、有料ソフトでも怪しいのを使うと、破損データを上書きしてしまう場合があります。こうなると相当厳しくなります。

ファイル復元は一発勝負と心得てください。


フォーマットやデフラグも避けましょう。
破損データがディスク全体に散乱してしまうので、復元率はグンと下がります。

② 後回しにしちゃう!

「復元ソフト持ってないし、後からで良いか……」
とりあえず後回しにする。それもダメです!


パソコンの内蔵ドライブの場合は特に、パソコンの起動時にディスクを読み書きします。

破損データに上書きしたりする場合もあるので、通電を繰り返さない方が良い場合があります。

ただ、SSDやSDカードなどの場合は、通電しないで長期間置いておくと電気的に消失しやすくなります。


復元確率を上げたいなら障害発生時、直ちに復元に取り掛かるべきです。

どうしてもすぐにはできない場合は、現状維持を心がけることをお奨めします。

そのためにも、復元ソフトを買うなら事前に買いそろえておくことが重要なんです。

③ 物損にも期待しちゃう!

「パソコン落としたけど、復元ソフトで解決するかな?」

ワラにもすがる思いで、壊れたHDDや通電しなくなったSSDに復元ソフトを使おうとするのも、ダメです!


復元ソフトは、機械的には壊れていないことが大前提です。
落下、水没、高温などで物理的に故障してしまった場合は復元ソフトを買ってもお金の無駄です。


こんなときは専門業者に依頼するのが一番で、ある程度の故障なら解決してくれる場合が多いです。


オススメ① 複数のアルゴリズムで復元確率を上げる

まず、Wondershareさんから出ているRecoverit Proがイチ押しでお奨めです。

これは初心者さんにも、「とりあえずこれ使いなよ」とお奨めできる良いソフトです。


初めてでも分かりやすいインターフェース。
お手ごろな値段設定。
このソフトを使ってダメなら諦めが付く程度には優秀な性能を誇っています。


Recoveritは、複数のアルゴリズム(方法)で復元を試みます。
Aの方法がダメならBの方法、それがダメならCの方法。
1本のソフトで、複数のソフトを試しているのと同じ効果がありながら、前述したようなデータ復元の可能性が低下する危険性がありません。
Wondershareさんは大きな会社で、専門の開発部が日々復元の研究を行っているので、1本持っておいて損はないと思います。
店長林ももちろん常備しています。

オススメ② 上級者専用、全米が推す神アプリ

お値段高っ!
割と引いてしまう価格帯ですが、このPartition Wizardに同梱されている復元ソフトが、本当にすごい性能です。
アメリカのレビューサイトG2では、アワード常連の神アプリで、本当に困った場合の復元ならこれだと言われています。

日本でも、ベクターのパーティション管理部門で初登場・初受賞しています。


初心者さんは止めてください。
メーカーさんは「ソンナコトナイヨー」と言っていますが、明らかに上級者向けです。
シリーズでもうちょっと安いエディションもありますが、プロ・アルティメット版が安心です。

オススメ③ 100%の復元を約束します。

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AOMEI Backupper Professional
¥10,208¥8,500

復元ソフトは、どこまでいっても100%を約束することはできません。
しかし、バックアップソフトなら復元率は100%です。


「でもバックアップソフトって、面倒じゃん」

そんな方にAOMEI Backupper Professionalは良い仕事をしてくれます。
最初の設定だけ。
あとは勝手に、気がついたらずっとバックアップを録り続けてくれています。
このBackupperは、動作が非常に軽くてパソコンに負荷を与えません。

オススメ④ 初期設定状態に巻き戻せる

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OneKey Recovery Professional
¥3,861¥3,700

「そんなん言うても、バックアップなんて面倒や」

そんな方には、OneKey Recoveryが良い感じです。
パソコン買ったときの初期状態に戻せるツールです。


ノートパソコンなど、不具合が出たら「工場出荷時の状態に戻す」をやったことのある方は分かると思いますが、あれを再現します。
このOneKey Recoveryで設定したところまで巻き戻せるので、毎日や毎週バックアップを録るのは面倒な方は、気が向いたときにOneKey Recoveryを使うといいです。
いざというときは、そこまで戻せるので、万一の時には安心です。
ただ、特定のファイル1つを選んで、それだけ戻すという機能はないので、それが欲しい方はBackupperになります。

ディスク復元の専門業者に相談するという方法も

物損の場合や、超重要データの喪失で失敗が許されない状況の場合は、ディスク復元の専門業者に相談することをお奨めします。

復元ソフトは、所詮どのメーカーのソフトであっても簡易的なものにすぎません。

専門の知識、専用の特殊機械などを有する専門業者なら、ある程度の状況であっても何とかしてくれる場合が多いです。


専門業者に頼む場合でも、上で説明した通り、あれこれ試さないで、さっさと覚悟を決めた方が良いです。
彼らと言えども、やはり限界はあるものです。


ただ、依頼料金はかなり高く、一般的に数十万円〜数百万円です。
たまに数万円でやってくれる業者もいますが、あまり信用しない方が良さそうです。思わず頼っちゃいそうですが、その辺は本当に良く考えるべきです。

クラウドストレージのすすめ

最後に、クラウドストレージです。
クラウドストレージには故障がありません。仮にデータが消えてしまった場合でも、クラウドストレージの巻き戻し機能(リワインド・履歴機能とも言います)を活用すれば、たちどころに復元完了です。

ダウンロードGoGo!といえば、pCloudです。
やはり消えちゃ困るようなデータは、クラウドストレージの方がお奨めだと思います。
pCloudの場合、データ転送はAES256ビット暗号化とTSL/SSLによるチャネル保護によって送受信され、データは5つコピーを作成し、それを3ヶ所のサーバに分散して保存しています。また最近良く聞かれるようになってきたゼロナレッジとかゼロトラストなどという概念を導入しており、pCloud側はメールと決済情報以外の個人情報を取得しないという徹底ぶりです。その上、世界で最も厳しい個人情報保護規定GDPRにも準拠。

さらに巻き戻し機能もあり、無料版15日、有料版30日履歴が保管されます。有料オプションで365日まで延長も可能です。


無料版は10GBまで使えるので、まだの方は是非お試しを。

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pCloud 500GB
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